当院での活法・整動鍼等での治療例を掲載していますので、実際にどんな治療をしているかの参考にしていただけますと幸いです。
症例番号 1 ぎっくり腰
◎患者
女性 30代
◎来院
平成28年7月
◎症状
朝、生後4ヶ月の乳児をベットに置く時にギクッとなり激しい痛みで動けず
立ち上がる事も歩く事もできず移動は痛みを堪えながらゆっくり這っている状態で
次の日になっても全く改善しなかったので夫に電話してもらい、往診。
◎治療と経過
・初回
往診した時丁度トイレから戻って来る時でとてもゆっくり這って移動していた。
布団に寝てもらったがじっとしてても痛い、動くと激痛がある、痛い場所が特定できないなどの状態であった。
まずは活法の技を使い少し動かせるようになったので本格的な治療に入り、治療後すぐに立ち上がれ椅子に座れたので治療を終了した。
玄関まで歩いて見送りできるまで改善できた。
・2回目(2日後)
動けるようになり痛みも かなり軽減していたので動きを確認して動きづらさを解消する為のツボに鍼と活法を行った。
動きはスムーズになり痛みも大幅に軽減したので次回は治療院に来て頂く事にして治療を終了した。
・3回目(4日後)
痛みは消えたがまだ腰を動かす時に違和感があるとのことだったので
動きを調べ対応するツボに鍼をして全ての治療を終了した。
◎同時に治療した症状
無し
◎主に使用したツボ、技など
・鍼 玉陽(L) ・玉人(L)
・活法 挟み開き ・腰痛対応の3手 ・透し
◎まとめ
今回の場合、乳児に授乳するとき常に前かがみ姿勢で背中や腰への負担が大きいために症状が出たのではないかと思われる。
当初の症状からもう少し日数を要すると考えていたが予想より早く改善でき喜んでもらえて良かった。
当院は一人治療院のため基本的に往診は行っていないが、今回のように全く動けない状態であったので特別に往診治療の形をとったことで車による振動を避けることが出来たこともプラスに働いたと思われる。