ソワ鍼灸治療院
富田絹子(とみた きぬこ)
所有資格 | 【国家資格】 はり師 きゅう師 柔道整復師 |
【その他の資格】 機能訓練指導員 介護予防運動指導員 ひめトレインストラクター いろは体操普及員 アロマコーディネーター 現代レイキマスター |
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加入団体など | 日本鍼灸師会 京都府鍼灸師会 整動協会 JCCAコンディショニング協会 JAA日本アロマコーディネーター協会 精華町商工会 |
私の経歴
ワープロ入力による首のつらさがきっかけでこの道へ
私は元々公務員として働いておりましたが、ある年にワープロが導入され、毎日入力作業を続けているうちに首の痛みが起き始めました。
気が付けば、寝違えよりももっとつらい状態に。そこで近くの接骨院で電気治療を受けたのですが改善せず、どうしようと悩んでいたところ、奈良県のとある治療院がいいと聞き、施術を受けました。
すると、たった1回でつらい痛みがかなり改善したのを実感。この時の感動から、「私もこんなふうに、誰かのつらさを取る仕事がしたい」と思い立ち、公務員を退職して大阪の鍼灸学校で学んだ後、2009年に地元の京都府相楽郡精華町で開業しました。
ちなみに、「ソワ鍼灸治療院」の「ソワ」とはフランス語で「絹」という意味です。私の名前の一文字「絹」を院名に込めました。
20日間の入院で教えられたこと
ある日のこと、突然めまいに襲われることがありました。それがきっかけで20日間の入院を強いられることになり、自分では全く動けず、何もかも誰かのお世話にならなければ生きていけない日々が続きました。この時のつらさは今でも忘れません。
体もつらかったですが、それ以上に心がつらかったのです。
そんな経験をしたので、退院後は患者さまの体のつらさを取ることはもちろん、「その体のつらさから来る心のつらさも取ること」も大切だと思うようになりました。
たとえば、当院に来られた患者さまからこんな言葉を聞いたことがあります。
「病院で痛みやつらさを訴えたのに、『そんなの大したことないよ。病は気からってよく言うでしょ』って言われて…」
確かに「病は気から」という面があるのも事実です。しかし、その患者さまにとって「本当につらい」と思っていることを「大したことない」と突き放してしまうことは、私にはできません。なぜなら、そんなふうに突き放してしまったら患者さまの心がもっとつらくなってしまうからです。
この時に、私は「患者さまお一人お一人が抱えるつらさに寄り添い、そしてそのつらさが取れて笑顔になっていただけるように日々施術をしていこう」と心に決めました。
患者さまのお役に立てるように、日々精進を重ねて
お一人お一人のつらさに寄り添ってつらさを取っていくには、そのための技術の修得が欠かせません。
私はこれまでに、古武術の流れを汲む医術「碓井流活法(うすいりゅうかっぽう)」、そして鍼については「整動鍼(せいどうしん)法」などを修得し、現在もさらなる技術向上のために研究会・勉強会に赴いております。
また新たな療法として「呼吸整体」に出会い、毎月東京や横浜へと赴き技術の研鑽をしています。
鍼灸と活法整体は、痛みや不調を治すための治療。
そして、呼吸整体は、元気でいられる身体づくりの基礎となる整体です。
患者さまの中には私が勉強に出向いてより良い施術ができるようになることを喜んでくださる方もいらっしゃいます。
はじめは「ただただ鍼が好きだ」という気持ちで開院した私自身も、今なお治療技術の修得を続けることによって、患者様の健康へと還元されていく。という繋がりに喜びを持っています。
「生きてるだけで丸もうけ」
明石家さんまさんの座右の銘としても有名なこの言葉を、私も大切にしています。
じつは、先にご紹介した入院のエピソードのほかにも、いろいろと経験をしてきておりまして、いろいろと心配をかけてきました。
意識を失う寸前になって救急車で運ばれるようなこともあったり……
階段から転倒して頭を打ってしまったり……
頭を打ったことをきっかけに受診したMRIで脳に影が見つかったり……
幸いにも大事に至らず無事にピンピン元気にしておりますが、当たり前のように生きていることが、当たり前じゃなくなるかもしれない瞬間。
そのたびに、心配してくれる人たちがいてくれることを、改めて認識してこられました。
生きていると、本当にいろんなことが起こります。
楽しいことも、つらいことも、悲しいことも、うれしいことも。
私の場合は、子育ての悩みもあったし、幼少期も割と大変だったほうだと思います。
最近では、ひどいめまいで数週間の入院をしまして、介護されることのつらさとありがたさも身を以て知ったし、眼の前の景色、当たり前の健康があることのすばらしさを実感しました。
それでも、いろんなことがありながらも進んでいけているのは、「元気な身体があってこそ」だと私は思うのです。
私は生涯現役で生きたいと思っていますし、同じように、患者様にも元気でいてほしいと心から思っています。
これからも、患者様お一人お一人の「体のつらさと心のつらさ」を取っていくために日々精進を重ねてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。